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ピンクレモネード(レモン)の育て方についてご紹介します。
初めての方にもわかりやすい内容になっていますので、ぜひご覧ください。
【レモン(斑入り)】ピンクレモネードの特徴
ピンクレモネードの特徴は、次のとおりです。
学名 | Citrus limon ミカン科 ミカン属 |
別名 | ピンクレモン |
花色 大きさ 花形 | 白 小輪咲き(約2.5cm) 一重 |
香りの強さ | ★★★★★ 強香/甘い |
収穫時期 | 9月下旬~4月 |
果実の大きさ | ★★☆☆☆ 小中果/80 |
果実の用途 | 料理 サラダ ジュース チューハイ レモンティー |
結果年数 | 2~3年 |
自家結実性 | 1本でなる |
最終樹高 | 地植え:2~2.5m 鉢植え:1~2m (常緑低木) |
最終葉張り | ~3m 半開帳性 |
栽培用途 | 樹畑 花壇 鉢植え(7号鉢以上) 庭木 記念樹 観葉植物 |
植栽適地 | 関東~九州 |
育てやすさ | ★★★★★ 初心者にもおすすめ 日照条件:日なた 豊産性あり 耐寒性やや弱い(-3℃) 耐暑性強い |
耐病害虫性 | 耐病性:強い 害虫:普通 |
芽吹き時期 | 4月頃 |
トゲ | 樹齢が進むとなくなる |
花言葉 | 「誠実な愛」 「思慮分別」 |
葉(斑入り)
ピンクレモネードは葉は斑入り(葉の一部が白や黄などの模様になること)で、見た目もめずらしく、観賞価値が高いレモンです。
新芽はイエローとライトグリーンのさわやかな葉色ですが、成熟するにつれて濃い緑と黄色のコントラストが印象的な葉に育ちます。
葉は厚みがあり、すばらしいシトラスの香りがします。
実(縞入り)
ピンクレモネードは初夏に淡いピンクのつぼみが付き、甘い香りの白い花(5花弁)を咲かせます。
柑橘類の木は一本でも実がつきやすいため、初めて家庭果樹にチャレンジする方にもおすすめです。
ピンクレモネードの実は縞(シマ)が入っており、成熟途中はストライプがハッキリしていますが、熟すにつれて目立たなくなります。
果実は淡いピンク色で、通常のレモンのようなさわやかな酸味があります。
【レモン】ピンクレモネードの育て方
ピンクレモネード(レモン)の育て方をご紹介します。
必要なもの
ピンクレモネードを育てる際に必要なものは、次のとおりです。
- 苗木
- みかんの土(果樹の土でも可)
- 7号以上の鉢(※ 鉢植えの場合)
- 鉢底石
- 園芸支柱
- ビニールタイ
植え方・用土
ピンクレモネードの苗植えは3~4月ごろが適期ですが、暖地+2年生以上の苗であれば冬の植え付けも可能です。
なお、鉢植えは年中植え替えできます。
冬の寒さにはやや弱いため、北風の当たらない日当たりの良い場所が栽培適地です。(日当たりが良いと果実がおいしくなります。)
鉢植えの場合も同様に、冬の寒風が当たりにくい場所で管理してください。(寒い地方:冬場は室内に入れ、日のあたる窓辺に置くのがおすすめです。)
関東以西では露地栽培(ハウスなどを使わず、屋外の畑で栽培する方法)も可能ですが、寒い場所に植える場合は株まわりを敷きワラやバークチップなどでおおい、霜よけをして凍らせないようにしましょう。
また、ピンクレモネードは水はけの良い肥沃な土を好みますが、よほどやせた土壌でなければ花が咲き始めるまでは肥料は控えめが良いです。
【春】植えつけ方法
ピンクレモネードの植えつけは、寒さが去った3~4月ごろが適期です。
葉が芽吹いたあとに植えつける場合は、根鉢はほぐさないようにしましょう。
【夏】植えつけ方法
根をほぐさずに植え、秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。
【秋】植えつけ方法
暖地であれば、植え付け適期です。
まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期であれば根を広げて植えましょう。(根がほぐれない場合はムリせず、そのまま植えてください。)
【冬】植えつけ方法
冬の最低気温が-5℃以下になる地域もしくは1年生果樹は、春植えをおすすめします。
植え方は秋の植え方と同じです。
日当たり
日当たりがよく、北風の当たらない場所で管理しましょう。
夏の暑さには強いものの、冬場の耐寒温度は−3℃ほどなので栽培地域によっては地植えよりも鉢植えがおすすめです。
鉢植えの場合は冬の寒さの当たらない場所へ移動させ、地植えの場合は北風が当たる場所は避けて冬に株元を防寒するなどの対策をしましょう。
水やり
地植えの場合は、雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら水を与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり(鉢底から流れ出るくらい)与え、土が乾いていなければ与えません。
肥料
肥料は花がつき始めてから与え始め(適期:3月上旬・7月上旬・12月上旬)、季節に応じて量を調整してみましょう。
おすすめは「花ごころ(レモン・ミカン・柑橘)」の肥料で、葉がイキイキと育ち、木が元気になります。
また、ピンクレモネードは肥料を与えなくても育ちますが、隔年結果(多くの果実がつく年と、まったく実がつかない年をくり返すこと)を起こしやすくなります。
花芽
柑橘類は、1~2月に前年に伸びた新しい枝の先端部の葉脇に花芽を含んだ混合芽ができます。
前年に実をつけた新梢には花芽ができず発育枝だけが伸びますが、翌年の果実をつける結果母枝になります。
結果母枝から芽吹いて枝が伸びて結果する有葉果は果実が大きく太ります。
結果母枝から新しい枝が伸びずに花が直接結果枝に咲く直花果は養分不足になるため、小さい果実になり、収穫までに生理落果しやすくなります。
剪定方法
枝を広げるように意識して樹形を作ると、日あたりもよく、おいしい果実が増えます。
なお、一年生のピンクレモネードは将来の成長と樹形作りのために、主幹を地際(株元と土の表面の境)から30~40cmの高さで切り戻して植えましょう。
害虫の予防法
ピンクレモネードは、3~4月頃の新芽時にアブラムシがつくことがあります。
通年では、ハダニやカイガラムシ(ロウムシ)、ハモグリバエの幼虫、アゲハチョウがつくことがあります。
枝葉が込み合い風通しが悪くなると害虫がつきやすくなるため、茂りすぎないように間引き、こまめに観察して見つけ次第駆除しましょう。
毎年収穫を楽しむ方法
ピンクレモネードは「隔年結果(成り年と不成り年を交互に繰り返すこと)」になることがあります。
▼ 隔年結果を回避する方法①
- なり年に直径2cm程度の枝ごとに「ならせる枝」と「ならせない枝」を決めて、ならせない枝の実はすべて摘果する
- 「ならせる枝」には今年実ができるため来年は実がならないが、「ならせない枝」を早めに全摘果することで、摘果した枝に来年果実がなる
▼ 隔年結果を回避する方法②
- 春に伸び止まった枝は、結果母枝になるため残す(枝先を少し切る程度にする)
- 夏以降も伸び続けた枝は春まで伸びたあたりか夏枝の中間まで切り詰める
- なり年は強めに切り戻し、ならなかった年は剪定しないか間引く程度にしておく
【Q&A】ピンクレモネードに関するよくある質問
最後に、ピンクレモネードの育て方に関するよくある質問にお答えします。
①「お店によって値段が違うのはなぜですか?」
答え ピンクレモネードの価格が異なる理由は「木の年齢」が関係していることが多いです。
お店で販売されているピンクレモネードの木は「一年生の木」「二年生の木」「三年生の木」があり、価格が高い木ほど生長しているケースが多いです。
(例えば一年生や二年生の木は2,000〜4,000円ほどで販売されているのに対し、三年生の木は6,000円以上することがあります。)
②「トゲが気になります。切っても問題ありませんか?」
答え 若いピンクレモネードの木には1.5cmほどのトゲがありますが、ハサミで切っても大丈夫です。(トゲをカットしても、生長に影響することはありません。)
③「木の生長が感じられず、葉が落ちることもあります。大丈夫でしょうか?」
答え ピンクレモネードは冬の低温時期は「休眠期」になり、ほとんど生長がありません。
また、1~3月頃の木は冬の寒さで葉が黄色くなったり、徐々に落葉することがありますが、春に新芽を出すために古くなった葉を樹が自ら落とす生理現象です。
すべての葉が落ちても株に力があれば芽吹き育つため、葉が少ないときは水やりは控えめにし、土が乾いてからたっぷり与えるようにしましょう。
まとめ:ピンクレモネードの育て方をもとに、おいしい実を収穫しよう
今回は、ピンクレモネードの育て方についてご紹介しました。
おいしい実を増やすコツをまとめると、次のとおりです。
- よく日にあて、養分を蓄積させる
- 春から秋にかけて食害されやすい「ハダニ」「アゲハチョウ」「ハモグリバエ」などに注意し、葉を増やすこと
ピンクレモネードなどの柑橘類は隔年結果になりやすいため、成り年は強めに切り戻して結果母枝の発生を促し、不成り年は剪定しないか間引く程度にして花芽を確保しましょう。
本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。