【インテリア】観葉植物を部屋に飾るメリット｜得られる効果も解説します

観葉植物とはその名のとおり「葉」を観て楽しむ植物のことで、なかには花や実をつける品種もありますが、メインは葉の色・形・模様などを楽しむものです。

観葉植物の多くが室内（わずかな日光）でも生長できる耐陰性をもっているため、リビングや寝室、デスクまわりなどに置いて育てることができます。

そこで今回は、観葉植物を置くメリットについてご紹介します。

部屋に観葉植物を飾るメリット

部屋に観葉植物を置くメリットは、次のとおりです。

順に解説します。

① おしゃれなインテリアになる

1つ目のメリットは「おしゃれなインテリアになる」です。

観葉植物を置くだけで殺風景な室内が明るくなったり、部屋の雰囲気を手軽にかえることができます。

また、観葉植物はさまざまなテイストの部屋にもマッチするため、他の家具やインテリアの邪魔にならない点も魅力の一つです。

小・中型の観葉植物は室内のアクセントになり、大きな観葉植物は存在感があるため、まるで自然の中で暮らしているような贅沢な気分を味わえます。

② リラックス効果で癒される

2つ目のメリットは「リラックス効果で癒される」です。

植物には自然治癒力を高め、健康維持や疲労回復に役立つ効果があるといわれています。

また、植物の色である「緑」には目の疲れを癒したり、ストレスの緩和や鎮静作用などの嬉しい効果があります。

そのため、部屋に観葉植物があることで手軽にリラックス効果によって癒しを得ることができます。

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③ 風水・花言葉で運気アップ

風水（気の力を利用した環境学）では、観葉植物には良い気を呼び寄せ、悪い気を吸収する力があるといわれています。

葉が上向きに生長する観葉植物は「陽」として活発な気を出し、下向きに成長するものは「陰」として気を優しく静めるといいます。

細く尖った葉は邪気を除ける鋭い気を出し、丸い葉は穏やかで心を落ち着かせる気を出すといわれています。

また、観葉植物にも「幸福」や「勝利」などポジティブな花言葉をもつ品種もあります。

④ 空気清浄・加湿調整効果が得られる

4つ目のメリットは「空気清浄・加湿調整効果が得られる」です。

植物はフェイクグリーンとは異なり、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す「呼吸」をします。

その際、室内の空気中に含まれるさまざまな有害物質（ホルムアルデヒド、キシレン、トルエンなど）を吸着・分解を行います。

特に下記の観葉植物は「マイナスイオン（体の酸化を抑えて疲労を回復する働きがある）」を放出し、空気清浄機のように室内の空気をキレイにする性質を持っています。

また、植物は根から吸い上げた水を葉の気孔から水蒸気として蒸散しています。

室内の湿度にあわせて排出量を増減させるため（湿度が高ければ余分な水分を吸収し、低ければ水分の蒸散量を増やす）、一年を通して適度な湿度を保つことができます。

⑤ 室内でも植物を育てる喜びを味わえる

都心に近ければ近いほど、自然に触れる機会は減ってしまうものです。

「植物」といえば屋外で育てるイメージがありますが、観葉植物は室内でも育てる喜びを味わうことができます。

屋内の陽が当たらない場所でも育つ品種もありますが、基本的には日当たり・温度・水やり・置き場所といったポイントを押さえておくことが大切です。

土の表面が乾いたら受け皿に水が浸み出すまでたっぷりあげ、受け皿に溜まった水は捨てましょう。

置き場所においては品種によって異なるため、日当たりの良い窓際やレースのカーテン越しの明るい日陰、蛍光灯の下などそれぞれの観葉植物にあう場所に飾りましょう。

また、多くの観葉植物は寒さに弱いため、室内が10℃以下にならないよう気をつけましょう。

【部屋に飾る】おすすめの観葉植物｜初心者にも育てやすい

続いて、初心者にも育てやすいおすすめの観葉植物をご紹介します。

ドラセナ｜50種類にもなる品種の中から好みのものを

色鮮やかな葉とやわらかな幹が特徴のドラセナは、海外では「縁起の良い植物」として、日本では「幸福の木」として広く親しまれています。

デスク周りに置けるサイズから2mほどの高さのものまで様々なサイズが流通しており、50種類にもなる品種の豊富さも人気の秘訣です。

部屋の雰囲気にマッチした品種を選びやすく、おしゃれなインテリアとしても注目を集めています。

耐寒性	10℃以上
場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「幸福」

パキラ｜元気いっぱいの姿を楽しみたい方に

「金運を運ぶ木」として開業・開店祝・新築祝いなどのお祝いに贈られることも多いパキラは、初心者にも育てやすい観葉植物です。

元気いっぱいに葉を広げて生長し、美しい緑色と葉の編み込んだ幹はまるでアート作品を見ているような魅力があり、インテリアとしても人気があります。

暖かい室内であれば日陰でも育ちますし、乾燥や寒さにも強く耐陰性を持っているため寝室などに飾ることも可能です。

小さなものは10cm前後、大きなものだと2mほどのサイズ感になり、大きさや樹形がさまざまでバリエーションも豊富です。

耐寒性	5℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「快活」 「勝利」

アレカヤシ｜リゾート感を楽しみたい方に

アレカヤシは鳥の羽のように優雅に広がった葉が特徴的で「名前は知らずとも、一度は見たことがある」という人気の観葉植物です。

下むきにふんわりと垂れる姿は心を落ち着かせるリラックス効果もあり、1つ置いてあるだけでリゾート地にいるようなトロピカルな雰囲気を楽しめます。

また、「元気」「勝利」といった前向きな花言葉を持つアレカヤシは、風水では寝室に置くと出会い運がUPするといわれています。

レースのカーテン越しに日光があたる場所に置き、土が乾く前にたっぷりと水をあげてください。

耐寒性	10℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土が乾く前に 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「元気」 「勝利」

ポトス｜ハンギング鉢でも飾れる

ポトスの葉はかわいいハート型をしており、明るいグリーンの葉が室内をパッと明るい雰囲気に変えてくれる観葉植物です。

耐陰性があり、乾燥にも強く、丈夫で生長が早いため初心者にもおすすめです。

また、ポトスは挿し木や水差し、株分けなどで簡単に増やせるため、リビングだけでなくキッチンや寝室などに置いても楽しめます。

近年ではハンギング鉢（天井などから吊り下げる鉢）でおしゃれに飾る方が増えています。

耐寒性	5℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと （冬はやや控えめに）
花言葉	「永遠の富」 「長い幸」

モンステラ｜耐陰性が高く、多少の乾燥にも耐えられる

モンステラは、大きな葉に切れ込みの入った姿が特徴的な観葉植物です。

実は葉の切れ込みは初期は丸い穴をしており、生長するにつれて穴が大きくなって深い切れ込みになります。

このような生長過程を楽しめることはもちろん、和洋問わずどんなインテリアとも相性が良いため初心者にも始めやすい品種です。

また「嬉しい便り」や「壮大な計画」などの花言葉から、就職や結婚、出産など新たな門出を迎える方への贈り物としても人気があります。

耐寒性	10℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「嬉しい便り」 「壮大な計画」

ゴムの木｜丈夫で育てやすい、やわらかな印象が好みの方に

厚みのある葉と、種類や樹形が豊富で個性的な魅力を放つゴムの木は、インテリアとしても人気がある観葉植物です。

基本的には日光が好きな品種ですが、耐寒性・耐陰性があり、多少の乾燥にも強いため初心者の入門編としてもおすすめです。

大きなハート型の葉が魅力的な「フィカス・ウンベラータ」や、どんな部屋にも馴染む「フィカス・ベンガレンシス」、くるくるした葉がおもしろい「フィカス・ベンジャミン・バロック」など好みのものを選んでみましょう。

耐寒性	5℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと （冬はやや控えめに）
花言葉	「永遠の幸せ」

シュロチク｜寒さに強く育てやすい

シュロチクは漢字で「棕櫚竹」と書きますが、竹の仲間ではなくヤシ科に属す観葉植物です。

爽やかさと上品さを兼ね備えたシュロチクの葉は「緑の宝石」ともいわれ、アジアンリゾートや料亭、和モダンな旅館などに多く飾られています。

ヤシ科の植物は部屋の空気を浄化する効果があり、シュロチクは悪い気を鎮めて良い気の流れを作る風水的な効果も期待できます。

また、寒さに強い品種のため、室内が0℃以下にならなければ越冬できるのもうれしいポイントです。

耐寒性	0℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと （冬はやや控えめに）
花言葉	向上心

サンスベリア｜水やりの頻度はかなり低め（乾燥気味に育てる）

サンスベリア（または「サンセベリア」）は、マイナスイオンを放出し室内の空気清浄効果が期待できることで有名な観葉植物です。

剣のような力強さを感じる葉が、虎の「尾」に似ているといわれ、インテリアとしてもとても人気があります。

寒さには弱いため10℃を下回らないよう注意が必要ですが、乾燥気味に育てる品種なので水やりの頻度は控えめでOKです。

室内の明るい日陰になる場所に置いてあげると、色味が良くキレイに育ちます。

耐寒性	10℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土の表面が乾いて 3〜4日後に鉢底から あふれるまでたっぷりと （梅雨は5〜7日後に）
花言葉	「永久」 「不滅」

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アンスリウム｜品種が豊富で花もちが良い

アンスリウムは、赤・ピンク・白・緑のハート型をした苞（つと）を背にした花が特徴的な観葉植物です。

キュートな姿をしたアンスリウムは結婚記念日やお祝い、誕生日プレゼントなどに大切な人に贈られることも多く、部屋に一つ置くだけで華やかさがプラスされます。

また、アンスリウムはとても花もちがよく、暖かい部屋だと1ヶ月くらいは咲き続け、1〜1.5ヶ月毎に新しい花が咲きます。

むずかしいお手入れなどもないため、初心者にも始めやすい観葉植物です。

耐寒性	5℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	赤：「情熱」 ピンク：「飾らない美しさ」 白：「熱心」 緑：「無垢な心」

ユッカ｜上向きに生長する省スペースな観葉植物

太い幹と上向きの剣状の葉が勇ましいユッカには「勇壮」「偉大」といった花言葉をもち、昇進祝いや開店祝いなどの贈り物としても人気があります。

生長の早さから仕事が順調に進むことを連想させるため、風水では仕事運や金運をあげる効果があるとされています。

また、ユッカは別名「青年の木」とも呼ばれ、寒さや乾燥にも強いため初心者にも育てやすい観葉植物です。

上に向かって生長するため場所を取らない上に、存在感があるためインテリアの主役にもなれる観葉植物です。

耐寒性	5℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「勇壮」 「偉大」

エバーフレッシュ｜夜に眠る不思議な観葉植物

エバーフレッシュは昼間は葉を広げ、夜になると葉を閉じるユニークな観葉植物です。

人間と同じように睡眠が必要な植物で、夜になると睡眠運動をはじめます。

とはいえ、人間のように体内時計があるわけではないため、光の明るさ（暗さ）を感じて葉が開閉します。

細い葉が並ぶエバーフレッシュは鳥の羽のように美しく、スタイリッシュで室内のインテリアとしても最適です。

耐寒性	10℃以上
置き場所	レースカーテン越しなど 直射日光があたらない場所
水やり	土が乾いたら 鉢底からあふれるくらい たっぷりと
花言葉	「胸のときめき」 「歓喜」

観葉植物の購入は通販がおすすめ

観葉植物の入手方法はお店や通販（ネットショップ）、フリマアプリなどがありますが、通販がおすすめです。

通販のメリット

観葉植物を通販で購入するメリットは、次のとおりです。

店舗などに出向くと実物が見られるメリットがありますが、店内に置いてある商品の中から選ぶ必要がありますし、お目当ての品種が販売されているとも限りません。

また、通販だと予算や用途にあわせて商品を比較できるのもうれしいメリットです。

さらに通販の場合は24時間いつでも利用できますし、サイトによっては実際に商品を購入した人のレビューも確認できるためより安心して購入できます。

通販の注意点

多くのメリットを持つ通販ですが、利用の際は支払い手続きやお届け先などに個人情報を提供するため、信頼できる通販サイトを利用しましょう。

また、商品が到着するまでに時間がかかる場合があるため、贈り物として届ける場合は遅くても届けたい日の一週間前までには予約をしておきましょう。

まとめ：観葉植物を飾るメリットや効果を知り、お気に入りを育てよう

今回は、観葉植物を置くメリットについてご紹介しました。

内容を再掲すると、次のとおりです。

部屋に観葉植物があるとホッとしますし、少しずつ生長していく姿はとても愛おしいものです。

また、いつもそばにいてくれる安心感や緑に触れることで優しい気持ちになれるなど、観葉植物を育てるメリットはとても大きいです。

ぜひ、本記事をもとにお気に入りの観葉植物を育て、愛でる暮らしを始めてみましょう。

本記事が少しでもヒントになれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。