セレウス・サボテンの育て方をご紹介します。
セレウス・サボテンの特徴
育てやすさ | やさしい |
成長速度 | やや速い |
花・種 | 成長すると稀に花をつける |
日あたり | 直射日光を避けた日当たりの良いところ |
温度 | 5度以上 |
湿度 | 多湿を嫌うため長雨に注意 |
花言葉 | 偉大 燃える心 枯れない愛 あたたかい心 |
セレウスは、北米南部〜南米を原産とするサボテンです。
トゲは柔らかく、他肉質の細ながい茎の脇から色合いの良い新芽が出て上へ伸びていきます。
セレウスは電磁波を吸収する?
セレウス・サボテンは「電磁波を吸収する」「パソコンやテレビの近くに置くとよい」などの噂がありますが、実は科学的根拠はハッキリしていないようです。
セレウス・サボテンの育て方
セレウス・サボテンの育て方は、次のとおりです。
用土
セレウス・サボテンは多湿に弱いため、水はけのよい土を使用しましょう。
サボテン専用の土でも良いですが、自分でブレンドする場合は「赤玉土(小粒)⑥:鹿沼土②:日向ボラ土②」もしくは「赤玉土(小粒)⑥:腐葉土②:川砂②」の割合で混ぜたものがおすすめです。
日当たり
セレウス・サボテンは日光を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。
屋内で育てる場合
屋内で育てる場合は、日当たりのよい窓辺で管理しましょう。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、レースのカーテン越しなどやわらかい光があたる場所で管理します。
屋外で育てる場合
セレウス・サボテンは日光を好むため、年間を通して風通しの良い日なたで管理しましょう。
なお、夏の日差しは強すぎるため、軒下や木漏れ日があたるような半日陰で管理するのがおすすめです。
水やり
セレウス・サボテンは多湿を嫌うため、水不足よりも水の与え過ぎに注意が必要です。
春〜秋(生育期)は月に2〜3回ほど、土が乾いてから数日後に鉢底から水があふれるくらいたっぷりと与えましょう。
一方で、冬は月に1回程度水を与え、乾燥気味に育てましょう。
温度・湿度
セレウス・サボテンは暑さに強いですが、寒さには弱い植物です。
とはいえ、夏の直射日光に長時間当ててしまうと株が弱るため、風通しの良い明るい日影で管理しましょう。
また、長雨が当たる場所では根腐れを起こす恐れがあるため、梅雨の雨には注意が必要です。
肥料
基本的に、セレウス・サボテンは肥料がなくても育ちます。
しかし、より元気な株にしたい場合は5〜6月または9月に液体肥料を規定の濃度に薄めて月1〜2度のペースで与えましょう。
なお、緩効性の固形肥料を与えても良いですが、根を痛める可能性もあるため注意が必要です。
冬越し
セレウス・サボテンは、寒さに弱い植物です。
5度以下の屋外では霜や雪にあたって凍り、赤く変色してフニャフニャになって枯れる可能性があります。
そのため冬は室内で管理し、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
増やし方
セレウス・サボテンが大きくなると、株元に子株ができることがあります。
子株をナイフでカットし、切り口を風通しの良い日影で乾燥させましょう。
切り口が完全に乾いたら新しい用土へ植え付けますが、植え付け直後は水を与えず、一週間から10日ほど経過したのちに水やりしましょう。
植え替え
同じ鉢でセレウス・サボテンを育てていると根詰まりを起こすので、1〜2年に1度を目安に植え替えましょう。
- 数日前から水を控え、土を乾燥させる
- 一回り大きな鉢を用意し、鉢底石を敷く
- 鉢の1/3程度まで清潔な土を入れる
- 鉢から株を抜き出し、根についた土を落とす
- 一週間ほど半日陰に置き、株ごと乾燥させる
- 新しい鉢に植え付け、一週間後から水やりを開始する
植え替えの適期は、春または秋です。
根の状態を確認するためにも、定期的に植え替えを行いましょう。
病気
セレウス・サボテンは「立ち枯れ病」や「灰色カビ病」にかかることがあります。
立ち枯れ病は葉や茎に病班が現れ、植物全体に広がって立ったまま枯れてしまう病気です。
灰色カビ病は曇りや雨が続く低温多湿の環境下で発生しやすく、茎や葉にカビが生えてしまいます。
どちらもカビ菌による伝染病なので、症状が現れたら被害箇所を早めに切除しましょう。
害虫
セレウス・サボテンは「カイガラムシ」や「ワタムシ」などが付くことがあります。
これらの害虫は茎に付着して養分を吸い株を弱らせるため、見つけ次第粘着テープで取り除くか、殺虫剤で駆除しましょう。
ただし、カイガラムシの成虫は薬剤が効きにくいため、歯ブラシなどでこすって落とすのがおすすめです。
まとめ:セレウス・サボテンの育て方をもとに、大きく生長させよう
今回は、セレウス・サボテンの育て方をご紹介しました。
水の与えすぎや夏の直射日光には注意が必要ですが、基本的にはセレウスは初心者にも育てやすい植物です。
本記事でご紹介した育て方をもとに、セレウス・サボテンを大きく生長させてみましょう。
本記事が少しでもヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。