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サンスベリアの育て方をご紹介します。
サンスベリアとは
サンスベリアは、高い耐暑性を持つ観葉植物(多年草)です。
寒さには弱い一面がありますが、肉厚な葉に水分を貯えているため乾燥には強いです。
また、サンスベリアの葉はマイナスイオンを放出し、空気清浄効果あります。
土にカビが生えていたり、根本がグラつくものは避けた方が良いでしょう。
分類 | 観葉植物 |
科・属 | キジカクシ科 サンスベリア属 |
形態 | 多年草 |
原産地 | 熱帯アフリカなど |
草丈 | 5〜100cm |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
耐寒性 | 低い |
耐暑性 | 強い |
特徴 | 常緑性 初心者でも育てやすい |
花言葉 | 「永久」 「不滅」 |
サンスベリアの育て方
サンスベリアの育て方をご紹介します。
サンスベリアの土
サンスベリアは乾燥気味でも元気に育つ観葉植物ですが、湿気や通気の悪い環境には弱いです。
そのため、水はけの良いサンスベリア用の土を使うか「赤玉土小粒⑦:軽石小粒③」を混ぜた土を使いましょう。
日当たり
サンスベリアは耐陰性をもつ観葉植物ですが、本来は日光を好む観葉植物です。
直射日光を長時間浴びると葉焼けして変色するため、室内の風通しの良い+明るい日陰(レースのカーテン越しなど)に置きましょう。
日の当たらない場所で育てると徒長しやすくなり、葉が細くなります。
そのため、できれば1日に数時間は日当たりの良い場所に移し、日光浴をさせてあげましょう。
水やり
サンスベリアは乾燥に強いですが、過湿には弱い植物です。
春〜秋は土の表面が乾いてから鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与え、冬場は月1回を目安に水やりをしましょう。
気温が10℃以下の場合はサンスベリアが冬眠状態になるため(生長が止まるため)、水やりは一切行いません。
徐々に気温が上がり始める4月頃に水やりを再開しましょう。
また、サンスベリアは過湿に弱いため、水やりの際は葉に水がかからないように注意し、受け皿にたまった水は捨てましょう。
そのため、多少の乾燥にも耐えられる観葉植物です。(やや乾燥気味に育てるのがポイントです。)
肥料
肥料は5〜10月に緩効性の固形肥料を2ヶ月に1回(液体肥料の場合は月2回)与えましょう。
小さな鉢には「 ボタナイス置くだけ!カンタン錠剤肥料 」、4号鉢以上には「 プロミック観葉植物用 」などがおすすめです。
冬場は肥料を与えないようにしましょう。
剪定
葉先が枯れたり葉が細長くなった場合(または横に広がった場合)など、見栄えが悪くなった場合は剪定しましょう。
剪定の適期は5〜9月頃です。
植え替え
サンスベリアは生長スピードが早いため、2〜3年に1回を目安に植え替えましょう。(適期:5〜8月頃)
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 鉢の1/3まで土を入れる
- 鉢からサンスベリアを抜く
- 古い土をやさしくほぐして落とす
- 根を広げた状態で新しい鉢にサンスベリアを置く
- サンスベリアと鉢のすき間に土を入れる
- 水をたっぷり与える
- 明るい日陰に置いて管理する
植え替えを行わなければ、鉢の中に根がいっぱいになり、根詰まりを起こしやすくなります。
根詰まりを起こしたサンスベリアは吸水が悪くなり、株全体に水が行き渡らず、枯れることがあります。
増やし方
サンスベリアは「株分け」や「葉挿し」で簡単に増やすことができます。
5〜8月頃が適期で、サンスベリアの植え替えと同時にチャレンジしてみましょう。
株分けのやり方
サンスベリアの株を分ける際は、次のものを用意しましょう。
- 観葉植物用の土
- ハサミ
- 新しい鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 支柱
- ヒモ
- 手袋
株分けのやり方は、次のとおりです。
- 水やりを控えて鉢の土を乾かしておく
- 鉢からサンスベリアを出す
- 古い土を落とす子株をハサミで切る
- 半日〜1日ほど切り口を乾燥させる
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 鉢の半分程まで土を入れる
- サンスベリアを土に植える
- すき間に土を敷き詰める
- 支柱を立てて紐で葉を結ぶ
- 明るい日陰に置く
- 2週間ほどして水を与える
株分けをする数日前から水やりを控え、鉢の中を乾かしてから行いましょう。
株分けしたばかりのサンスベリアは吸水力が弱っているため、2週間ほど経ってから水やりを開始しましょう。
葉挿しのやり方
サンスベリアを葉挿しする際は、次のものを用意しましょう。
- 赤玉土(小粒)
- ハサミ
- 新しい鉢
- 手袋
葉挿しのやり方は、次のとおりです。
- 健康なサンスベリアの葉を1枚切り取る
- 葉をハサミで10cm幅に切り分ける
- 数日間〜1週間ほど日陰で切り口を乾燥させる
- 新しい鉢の半分ほどまで赤玉土小粒を入れる
- 新しい土に葉を挿す
- 水やりはせず、明るい日陰で管理する
サンスベリアを葉挿しにする際は、健康な葉を選びましょう。
切り取った葉を清潔なハサミで10cm幅に垂直に切り分け、葉の下の部分を土に挿しましょう。(上下がわかるようにペンなどでマークをつけておくと便利です。)
また、切ってすぐに土に挿すと土の中の菌に感染したり腐りやすくなるため、切り分けた後は数日間〜1週間ほど日陰で切り口を乾燥させましょう。
葉を挿した直後は水やりをしません。
1ヶ月ほどすると新しい芽が出るため、3〜6ヶ月後に新しい鉢に土を入れて植え替えてあげましょう。
害虫
サンスベリアは丈夫で害虫がつきにくい観葉植物ですが、環境によっては次のような害虫が発生します。
ハダニ
根腐れをしていないのに葉が枯れるときは「ハダニ」が発生している可能性があります。
サンスベリアの葉の裏にポツポツと食害されたような様子があれば、ハダニを疑いましょう。
ハダニは乾燥している暑い時期に発生しやすい害虫です。
水に弱い性質をもつため、濡れた布などで葉を拭いてあげましょう。
カイガラムシ
体長3mmほどの「カイガラムシ」は一年中発生する可能性があり、成長すると駆除が大変な害虫です。
乾燥した場所を好み、吸汁して株を弱らせます。
定期的に濡れた布などで葉を拭き、見つけ次第早めに駆除しましょう。
ナメクジ
ナメクジは、湿度の高い場所に置いている場合や梅雨などに発生しやすい害虫です。
特に地面に直接サンスベリアの鉢を置いている場合は、鉢底にナメクジが潜んでいる場合があります。
ナメクジは雌雄同体でとても繁殖力が強いため、見つけ次第割り箸などで駆除するか「 ナメクジ退治ペレット 」を置きましょう。
ダンゴムシ
ダンゴムシは、発芽したばかりのサンスベリアの株や葉などを食害する害虫です。
サンスベリアを屋外で育てている場合や地面に置いている場合は、鉢底にダンゴムシが発生している可能性が高くなります。
ダンゴムシを見つけたら、割り箸などを使って駆除しましょう。
病気
サンスベリアは、風通しの悪い場所や寒い場所に置くと「立枯病」にかかることがあります。
立枯病とは…
根や地際の茎から土壌感染する病気です。
初めに根が被害を受け、生育不良となってしおれます。
さらに症状が進むと下葉から枯れ、茎も茶色に変色します。
立枯病にかかると徐々に株が弱り、葉が枯れて倒れてしまいます。
放置するとすべての葉が枯れてしまうため、立枯病にかかった場合は速やかに元気な葉だけを切り取り、葉挿しなどして植え替えましょう。
【サンスベリア】冬場の育て方(冬越し)
サンスベリアは耐寒性が低いため、冬場の育て方(冬越し)をご紹介します。
10℃以下にならないよう注意する
サンスベリアは10℃以下の場所では生長を止め、やがて株が弱り枯れることがあります。
そのため10℃以下の場所に置かないよう注意し、屋外で育てている場合は室内に入れ、冬の間は暖かくして冬越しをさせてあげましょう。
冬の根腐れに注意
サンスベリアは冬は冬眠状態に入るため、基本的に水やりは必要ありません。
ただし、室内の温度が15℃以上ある場合は常温の水を2週間に1回、または土の様子を見ながら月1回与えるなどして乾燥気味に育てましょう。
冬は肥料を与えない
冬場は休眠状態になるため、肥料を与えないようにしましょう。
まとめ:サンスベリアの育て方をもとにお世話をしてみよう
今回は、サンスベリアの育て方をご紹介しました。
育て方をまとめると「水やりは土が乾いてから数日待ってから与え、冬は断水気味に。室温に注意しながら明るい日陰に置き、春から秋にかけて肥料を与える」です。
なお、サンスベリアは育て方のポイントをおさえれば、初心者にも始めやすい観葉植物です。
本記事の育て方をもとに、サンスベリアを育ててみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。